韓国カルチャー cloline

「韓国カルチャーのこれからを心に描いて。」

 

 

はじめまして。

私たちclolineは、韓国の新進気鋭のファッションクリエイターを束ねる通販サイトです。これから定期的に、韓国のカルチャー情報や、clolineで扱う新商品情報などを紹介していきます。初回のブログでは、cloline誕生の背景について、お話ししたいと思います。

 

clolineが立ち上がった背景には、ある一つのブランドとの偶然の出会いがありました。

僕自身、韓国ハーフで韓国語を話せることもあり、ファッションの参考に韓国のインフルエンサーはよくチェックしていたのですが、その中に一際目を引くアカウントを見つけたところから話は始まります。

 

そのアカウントはclolineに最初に入店していただいた、LUIRE(ルイール)というブランドです。

 

 

たまたま行き着いたLUIREのインスタフィードには、とても素敵なスタイル画像が並んでいました。


ついつい目を奪われ、ECサイトに飛んで見ていると、そこに並ぶ商品たちは「ミニマル」「シンプル」でありながら、非常に「トレンディ」「キャッチー」。それでも、決して地味にはとどまらない尖りを感じました。

率直に「欲しい!」と思わせる魅力がそこにはありました。


気になった商品について、商品ページを見てみると、そこには韓国語で商品の制作後記がびっしり書いてありました。皮肉のような毒舌のような独特な文章でしたが、そこから確かなこだわりと強い自信を感じました。「最初のサンプルを手に取って、」から始まり、「自分で、動け。」で終わる文章は、日本語で1000字以上も、、(気になる方は、clolineでこちらの商品を販売しているのでご覧ください:プリーツワイドパンツ


商品はシンプルであるのに、そこに至る見えない過程に、これほどまでに思いが込められたブランドは見たことがなく、強い衝撃を受けました。

何より、インスタグラムにもサイトトップにもこの制作後記は一切のせることなく、商品ページにまで到達しなければ、みることもできないというスタンスに、「商品が気になった人にだけ伝われば良い」という強い信念のようなものを感じ、韓国の新しいカルチャーを見させられた、、、と心を打たれました。

 



思えば、昨今、韓国のカルチャー産業は大きな躍進を遂げています。

『BTS』は、Billboard 2019で2冠を達成し、『BLACKPINK』はCoachella 2019で約1時間のステージを行うなど、日本やアジア圏は勿論のこと、西洋圏においても活躍の機会を伸ばしています。映画界では、『パラサイト 半地下の家族』が、第92回アカデミー賞で外国映画として初めて作品賞を獲得し、最多4部門に輝く快挙を成し遂げ、日本でも興行収入が40億円を超える大ヒットを記録しています。

その背景には、人々を惹きつける『韓国独自の価値』があるのではないでしょうか。


西欧的な大胆で明快な表現ではなく、繊細な色彩感覚やシンプルで洗練されたディティールとその背景に覗かせる複雑で緻密な哲学が、新しい創造性を感じさせ、ミレニアル世代を中心にムーブメントを生み出しているように感じます。まさにLUIREを通して、私たちはこの『韓国カルチャー』を考えるきっかけになりました。

そして、こんなに素敵なブランドがあるのなら、もっと色々な人に伝えたいと思いました。



一方、現在日本に流通している多くの韓国ファッションD2Cには残念ながら、こうした次世代の『韓国カルチャー』は、全く表出していないと感じています。

「韓国ファッション」を謳いながらも、実態としては日本人が中国の通販サイト『Taobao』でそれらしい商品を仕入れていたり、利益を優先してトンデムンなどの韓国の衣類問屋で、買い溜めた商品を販売したり、タグだけ付け替えた商品をブランドのように販売していたりします。


カルチャーにこそ価値があるし、それを大切にしたいからこそ、clolineは、韓国で活動しているファッションクリエイターの想いを大事にして、彼らの想いがそのまま伝わるようなプラットフォームを作ろうと考えました。


こうして、私たちclolineははじまりました。

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